シラバス 2011年度 - 慶應義塾大学

アーサー王伝説: ストーリー分析から創作へ

「アーサー王と円卓の騎士の物語」の作品を丹念に分析し、創作につなげます。

19世紀の英国詩人テニスンの短詩「シャロットの女」を起点に、 不可思議な人物像の変遷をラファエル前派の絵画、 夏目漱石の短編『薤露行』へと辿りながら、創作への足がかりとします。
あなたも「アーサー王研究会創作文庫」に名を連ねませんか?

[ 以下は秋学期の予定です。 春学期の詳細は受講生の窓口に掲載します。]

活動の概要

  • 作品を読む・分析する・理解する
  • 背景と物語の分析をミニ講義と発表、ディスカッションによって授業を進める。
  • 提示されたテーマについてミニ発表を行う。

講義の構成例

  • 歴史的な背景の説明 ミニ講義
  • 学生による課題発表
  • ディスカッション
  • その日のポイント確認・リアクション・ペーパー

創作へのヒントを探る

  • 作品の理解を深めた上で創作に入る。
  • 創作企画書をまとめて話し合う
  • プロジェクトの進め方を学ぶ
  • 実際に創る/造る(年度末)
  • エディティング・スキルを学んで本にする

2010年度の作品

  • 小説『聯璧の詩』
  • 小説『ミステリー「シャロットの女」殺人事件』
  • 紙芝居『シャロットの女〜鏡の向こうに観たものは〜』など(アーサー王研究会創作文庫として所収)

評価の基準

  • 積極的な参加と課題・レポートの内容
  • 学年末の創作物(小説・詩・脚本・絵画・楽曲など)

テキスト

  • アルフレッド・テニスン 西前美巳訳 『テニスン詩集』 岩波文庫 日英対訳版
  • 夏目漱石 『倫敦塔、幻影の盾他五篇』 岩波文庫 (『薤露行』を含む) 

参考文献

  • サー・トマス・マロリー著・井村君江訳『アーサー王物語』全5巻 筑摩書房、2007年
  • ひかわ玲子『アーサー王宮廷物語』 全3巻 筑摩書房、2006年
不破有理

シラバス 2011年度 - 立教大学

授業の目標

アーサー王伝説に登場するドラゴンに着目して、イギリス/ブリテンの支配・被支配の歴史の流れを捉え、中世英文学の理解の助けとすることを目標とします。

授業の内容

「アーサー王と円卓の騎士の物語」にはドラゴンが登場する話がありますが、ドラゴンとは何か。アーサー王の再臨神話とマーリンの予言のダイナミズムを年代記や写本資料、アーサー王物語などを題材に6世紀から16世紀の時空を旅します。ミニ課題とディスカッションを行い双方向の授業を目指します。

授業計画

 1. 導入:イギリス/ブリテンとアーサー王伝説
 2. ドラゴンとは何か   語法 語源論
 3. ブリテン島のドラゴン 聖人伝
 4. ドラゴンの争い:ウェールズの紅いドラゴン
 5. アーサー王年代記(1)
 6. アーサー王年代記(2)
 7. アーサー王の復活神話
 8. アーサー王年代記(3)
 9. 14世紀の頭韻詩『アーサーの死』
 10. トマス・マロリー『アーサーの死』
 11. テューダー朝におけるアーサー王伝説(1)
 12. テューダー朝におけるアーサー王伝説(2)
 13. 総括
 14. 期末テスト

授業評価方法・基準

  • 出席兼コメントペーパー・参加度 40% 
  • ミニレポート20%
  • 最終テスト40%

授業形態

  • 1.講義1+ミニ課題とディスカッション
     まとめ コメントペーパー
  • 2.講義1のコメントペーパーへのReview
     講義2+ミニ課題への回答とディスカッション
     まとめ コントペーパー

テキスト

  • とくになし

参考文献

  • Geoffrey of Monmouth・瀬谷幸男訳『ブリタニア列王史』(南雲堂フェニックス、2007年 4725円)
  • ラヤモン・大槻博訳『ブルート』(大阪教育図書、1997年3255円)
不破有理

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